高原列車は行く ギター

唄 岡本敦郎 作詞 丘灯至夫 作曲 古関裕而

高原列車は行く
高原列車と言うと八ヶ岳山麓草軽電鉄などを思い出すけれど
ここは中央線の思い出。
信州方面の山へ行った帰りはいつも中央線の鈍行。
忙しいサラリーマン達が込み合った急行に荷物と共に
詰め込まれる姿を見ながら今日中に着けば良いからと
4人掛けのボックスシートに足をのばしてのんびりと
高原の景色に見とれる。
鈍行はやたら待ち合わせが多く後続の急行が通り過ぎて
また動き出す。
駅弁も楽しみで韮崎駅の駅弁は包装紙が綺麗で一味違っていた。
甲府はぶどう、停車時間中に慌てて買って席に戻るけど
つわものはベルが鳴り出してから悠然と乗り込む。
笹子辺りまで来ると薄暗くなり車窓の中迄山並みが迫り
気圧される感じ、いつの間にかすっかり暗くなりやがて
窓一面ネオンが輝くとやっと新宿。花束を投げる牧場の
乙女はいないけど印象に残る高原列車だった。

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